RSS | ATOM | SEARCH
デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-の誤訳
先日やっと「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」を見ました。

字幕スーパーには文字数制限があります。
以前は1秒4文字だったのが、活字離れのため1秒3文字に減らされているという話を聞いたことがあります。

(新聞や雑誌の紙媒体は減っても、スマホやタブレットで文字は読んでいるとは思いますが・・・・)

そういうタイトな文字数制限のため、英語をそのまま訳せないときがあることは理解していますので、
やむを得ない場合の苦心の訳については、突っ込みはいれません。

今回は映画の内容から、誤訳と言わざるを得ない部分がありました。

主役やフセインの息子ウダイの影武者、ラティフです。

結局ウダイもラティフも同じ俳優さんが演じているので、両方主役みたいなものです。

ウダイは女癖が悪く、結婚式の最中の花嫁をレイプして自殺に追いやります。
フセインが怒ってこう言います。

"I should've gelded you" (お前を去勢しておくべきだった)

ところが、この部分の字幕スーパーが「去勢しておくべきだった」ではなく「殺しておくべきだった」となっていました。

下記URLのページでも「殺しておくべきだった」と引用されています。
http://www.nicovideo.jp/watch/1328860403

"geld"という単語はネイティヴスピーカーでも知らない人がいるマイナーな単語です。

一般的に使われいてる「去勢する」という単語は”castrate”です。

知らない単語が出てきた場合、脳の中では知っている単語で似た音に変換されてしまいます。

そうするとこの上記のフセインのセリフは"I should've killed you"と聞こえないこともないのです。

「殺す」より「去勢する」のほうが一文字多いですから、
その余分の1文字が入らず、他の部分の文字数をカットできなかったのかどうかで、
意図的に変えたのか誤訳なのかが分かるかと思います。

これからこの映画を見る方、もう見たけどもう一度この部分を確認したい方は
是非、字幕の訳に工夫の余地があるのかどうか、気にしならが見て下さい。

ココからはネタバレになりますので要注意!!!



結末を知りたくない人は見ないで下さい。











​↓





​↓

映画の最後で影武者のラティフはウダイの顔のほうに銃を向けます。


女性に止められ腕をつかまれて、発砲した時に腕が下がってしまい股間に当たります。

殺すことは出来なったけど、去勢には成功したという結末に、やっぱり上記の部分の訳は「去勢」にすべきだったのではと
個人的に思います。
author:Meow Gardenのネイティヴ講師, category:-, 13:16
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://eikaiwacafe.meowgarden.com/trackback/149